英語で読む IPU New Zealandニュース記事 ~学生がバス情報を翻訳

※この記事は2017年11月6日に書かれたもので、内容が古い可能性がございます。

このシリーズ第2回目の話題は・・・・・

「Palmerston North student translates bus information」
パーマストンノースの学生がバス情報を翻訳

をご紹介します。

http://www.stuff.co.nz/manawatu-standard/news/73539849/palmerston-north-student-translates-bus-information

(第1回目の投稿はこちら https://ipu-nz.ac.jp/jukensei/1268 IPU New Zealandにある漫画の話です)

今回も、是非高校生の皆さんは英語で読むことに挑戦してください。

長い文章を”勉強として”読むときのコツ・・・・(ちょっと上級編かもしれませんが、やってみてください)

1)まず、辞書を使わないで、わからない単語はわからないまま、ざぁーーーっと目を通して、
おおまかに何を言っているのか、がんばってみる。わかれば合格。細かいことは気にしないのがポイント。

<おまけ1> 特に一文が異常に長いとき、何がなんだかわからなくなるときがあります。
とくに評論などではありがちで、また、そのような文が和訳の問題になったりするので、避けて通れません。
そのときは、修飾語、修飾節、修飾句という 「飾り」の部分を括弧(())で囲って、文の構造の根幹となる
主語、動詞、目的語(または補語)にしるしをつける方法がおすすめです。
この長い文章。。。。皆さんが和文英訳するときにはスタイルとしては避けたほうがよさそうです。
和文の1文が長くても、英文では複数の文章に区切るほうが間違えず、わかりやすい文になります。

2)せっかく勉強で読んでいるので、意味がわからなかった単語は徹底的に調べる。
単語は1回で覚えようなんて思わないこと。たぶん10回同じ言葉を引けば、覚えます。

<おまけ2>形容詞、動詞は ”イメージ” が大事!! 受験用の単語帳に載っている意味は
その単語が持つ一側面でしかありません。多くの単語には、それが持つイメージがあります。
例) 形容詞 [ active ]  辞書の一番先にある意味は「活動的な」です。でも常にこの日本語が当てはまる
わけではありません。要は、この単語は ACT (自分から行動する)の形容詞形という
イメージだけ持っていれば、その時々に即した日本語で和訳ができる、ということに
なります。

3)ついでに、英作文で使えそうなイディオムや表現があれば、メモ。この積み重ねが英作文力のアップに繋がります。

4)その文章を、日にちを置いて、もう一度読んでみること。「あれ、なんだっけ?」->調べるー>わかる になります。

では、一応また意訳をしましたので、ご参考にしてください。翻訳としてはNGな意訳があるかもしれませんが、
それはお許しください。

<以下、本文原文と意訳>

IPU student, Yurika Yusukawa, is helping Horizons Regional Council become more multicultural through the translation of bus timetables into Japanese.
IPUの学生、安川友里加さんが、バスの時刻表を日本語に翻訳するサポートをすることで、マナワツ地方の公共サービスが、従来より多文化的になることに貢献しています。

Boarding a bus in Palmerston North may soon be a little simpler for foreigners thanks to a student who has been busy translating key information.
重要な情報を一生懸命翻訳している学生のおかげで、外国人にとっては、パーマストンノースでバスに乗るのが少し簡単になる日が近いかもしれません。

Yurika Yasukawa has been working with Horizons Regional Council, translating information on the bus pamphlets from English into Japanese.
安川さんは地域の評議会と協力してバスのパンフレットを英語から日本語に翻訳しています。

The 21-year-old has been living in Palmerston North for about three years studying at the Institute of the Pacific United New Zealand (IPU) formerly known as International Pacific College.
21歳になる安川さんは、IPU New Zealand(旧IPC)で学ぶため、約3年間パーマストンノースに在住しています。

Yasukawa said she was hoping to help other foreign students new to Palmerston North with the translated information.
安川さんは、パーマストンノースにくる新しい留学生の役に立つことを願っています、と言っていました。

“I could not understand these meanings, even now I struggle to understand some parts. It’s hard to understand for first year students.”
「私は時刻表に記載された情報の意味がわかりませんでした。いまだに理解するのが大変なこともあります。
新入生にとっては、とても難しいと思います」

She said some students had missed buses because they struggled to understand the timetables.
安川さんいわく、時刻表がわからなかったためにバスに乗れなかった学生もいたそうです。

She goes to Horizons every Wednesday to complete the project as part of her internship paper. She is required to complete 130 hours work experience.
彼女はこのプロジェクトを完成させるため、毎週水曜日に評議会に行っています。これはインターンシップの授業の一環で、130時間の実務経験をしなければなりません。

The project was perfect for Yasukawa as she hopes to one day become a translator.
将来翻訳家になりたい安川さんにとって、このプロジェクトは最適でした。

The project was not an easy one, she said.
でも、簡単ではなかったそうです。

“My first language is Japanese but even Japanese I struggle to use the proper word, I can understand the sentence in English but I cannot translate good in Japanese.

“This language is difficult.”
「私の第一言語は日本語ですが、日本語で正しい言葉を使うのにとても苦労しています。英語の文章はわかるのですが、それを上手く日本語に翻訳することができません。」
「日本語は難しいです」

IPU spokesman Joseph Rush said a staff member from the campus checks Yasukawa’s work.

IPU広報のJoseph Rashさんによると、大学のスタッフが安川さんの翻訳をチェックしているそうです。

He said Yasukawa was gaining a lot of experience by being involved in the project.
また、安川さんはこのプロジェクトに関わることで、たくさんの経験を積むことができているとのこと。

The project is expected to be complete next year.
このプロジェクトは来年に完成が予定されています。

Rush said they were hoping to expand the project and create the documents in different languages eventually.
先のRushさんの話によると、このプロジェクトをさらに広げ、日本語以外の言語のパンフレットも
作成したいとのことでした。

Horizons transport manager Phil Hindrup said the plan was to eventually distribute the translated pamphlets at the campus.
運輸局長の Phil Hindrupさんの話では、最終的には翻訳したパンフレットをキャンパスで配布する予定だそうです。

The majority of IPU students come from Japan, Vietnam and India.

The institute has students from more than 21 countries.

IPUの学生の大半は日本、ベトナム、インドからの留学生です。また、IPUには21カ国以上の国の学生が集まっています。

(本文、訳とも文責 日本事務局 川本)